さて、せっかくこんなにも美しいバイクを借りたのだ、最後に再びフレームの表層に目を向けてみてもいいだろう。走りこそが大切だ、と書いたが、もちろん見た目も重要である。毎日乗る自分の愛車、カッコイイ方がいいに決まっている。「ブスは三日で慣れる」 という慣用句があるが、もちろんあれは真っ赤な嘘だ。カッコ悪いロードバイクにはどう頑張っても愛着が湧かない。
「いいね」 という第一印象を 「欲しい!」 という衝動に変化させ、そして実際の「購入」という最終行動まで繋げるには、性能・イメージ・価格などはもちろん重要だが、ルックスも大きな役割を果たす。その点、このBLUEというブランドには大きな利点がある。誰にでも好まれそうな普遍性と、ひと目でそれと分かる個性を持ち合わせたブルーのバイクは、新しいブランドながら、カーボンフレーム百花繚乱の中にあって、決してone of themではなく、すでに独自のカラーを獲得し、独創的なる輝きを放ち始めているように思える。この日本ではまだ浸透しているとは言えず、サイクリングロードや峠やレース会場で見かけることは少ないBLUEだが、個人的にはもっと人気が出ても不思議ではないブランドだと思う。 |