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1951年の創業以来、インテグラルヘッド、カーボンバック、大口径BB、オンダフォーク、そして完全左右非対称設計といった数々のトレンドを発信し、1980年代後半にはビッグレースの常勝ブランドとなるなど、ロードバイク界の頂点に君臨するイタリアンブランド、ピナレロ。
2011年シーズンのピナレロは、プロが実戦で使用する超高性能モデル「ドグマ」と、それに快適性を加味したブランニューモデル「コブ」の2トップ体制をとる。しかし、自転車ファンを驚かせたのはコブのデビューだけではない。ドグマで導入された「完全左右非対称設計」がミドルグレードまでトップダウンし、ピュアレーシングフレームのパリ、そしてミドルグレードながらアシンメトリーフレームを採用するクアトロという新型モデルがデビューしたのだ。
トップモデルのドグマからエントリーモデルのFP1まで、各クラスでハイレベルな走行性能を持ち、鉄壁のラインナップを誇る2011年シーズンのピナレロ。どのフレームにも華やかで洗練されたグラフィックが描かれ、他のブランドとは一線を画す存在感を放つのも、このブランドだけの特徴だ。今年もピナレロの勢いは止まらない。 
- ピナレロ・ドグマ2
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各部のリブが低くなるなどルックス上の"アク"は薄れたような気もするが、走り出せばやはり紛いなくドグマである。ピナレロの上級モデルだけが持つ濃厚な世界が待っている。万能バイクは面白くなくなることも多いが、ドグマ2は欠点がないのにつまらないバイクでは決してない。少々悔しい気もするが、「素晴らしい」としか言いようがない。ドグマ60.1の乗車感がさらに洗練されており、低速から乗りやすくなっているうえ、ヒルクライムにも対応している。相変わらず魅力的なルックス、安定したハンドリング、溢れるトラクション…現在買うことのできる最高のレーシングバイクの中の一台であることは間違いない。
- FP クアトロ
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FPドゥエと比較するとより筋肉質に仕上がっている印象。踏み込んだときのガッチリ感や重厚感が高く、トルク型ライダーのレースユースにも対応している。2012シーズンは同じ価格帯に快適性重視のロクが追加されたからか、昨年モデルよりレース性能を強化してきたという印象を受ける。下側ベアリングが1.5インチに大口径化されたテーパードヘッドのハンドリングの正確さは素晴らしく、高速コーナーからタイトコーナーまで自由自在にバイクを振り回すことができる。試乗した105仕様の純正ホイール(シマノ・R-500)のままでも高い加速を愉しむことは可能だが、グレードの高いものにはきかえればシリアスレースでも負けない実力を発揮させることができるだろう。シマノDi2完成車が設定されることも注目ポイント。
- FP ドゥエ
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あまりの進化幅に驚かされた一台。昨年モデルよりも明らかに、しかも全方位に進化している。漕ぎ出しは価格帯を越えた鋭さがある。決して軽いとは言えないホイールがアッセンブルされているのに、なぜか驚くほど加速がいい。ハンドリングや安定感などはピナレロ上位モデルの性格を受け継いでおり、ハイレベルにまとまっている。フレームはガチガチではなく、万人に扱いやすい適度な剛性感ながら、しなりがちゃんとコントロールされているからかこの価格帯にありがちなもどかしさはまったく無い。快適性の高さも特筆すべきポイントだ。衝撃吸収性、振動減衰性ともに非常に高い。レースユースもOKな動力性能が出ているが、ロングライド用としても一級の腕前。一昔前のハイエンドモデルに肉薄する性能。エントリーカーボンバイクのマスターピース。